在宅介護 上級編ハブ：運用で暮らしを軽くする5本の実務ガイド
夜間設計／行動対応／家計設計／住環境／施設運用を“仕組み化”でつなぐ上級編。各記事はテンプレ＆チェックリスト付きで、今日から実装できます。
おすすめの読み順（所要時間のめやす）
- 夜間設計（10〜12分）→ 事故ゼロ導線をつくる
- 帰宅願望シナリオ（8〜10分）→ 音読スクリプトで対応
- 二段ロケット資金（9〜11分）→ 家計の“混ざり”を無くす
- ケア動線片づけ（9〜11分）→ 15箇所を引き算
- 契約後運用（9〜11分）→ デイ／ショートを枠と数値で回す
在宅介護×夜間設計：21–7時を“事故ゼロ導線”に
2mピッチ誘導灯／排泄タイムテーブル／共感→二択スクリプト／分刻みプロトコル。人ではなく枠を変える夜の設計。
- 足元灯の配置図（直線＋角）
- 就寝前〜夜間の標準タイムテーブル
- 転倒・徘徊・せん妄：分刻み対応
認知症の“帰宅願望”対応シナリオ集
5場面×「共感→二択→行動誘導」。音読できる台本と掲示セットで、夜間・玄関・探し物・訪問者妄想・外出準備に即応。
- 家内の目的地へ“置き換える”導線
- テーブル着席への誘導フレーズ
- 再発防止チェック（サイン／矢印）
家計×介護の“二段ロケット資金”
月次は三層（土台・変動・予備）、年次は特別費。楽観／中位／悲観の“見込み線”で上振れを先に吸収。
- 口座分けと自動振替の配線図
- 医療・家電・住み替えの年次設計
- 家族チャットの月初／月末テンプレ
家の片づけ“ケア動線だけ削る”超ミニマム
寝室⇄トイレの直線から“引き算”。15箇所の撤去順／写真ラベル／90分スプリントで、今日から安全導線に。
- 撤去リスト（優先度つき15箇所）
- 写真ラベルのA4レイアウト
- 効果KPI：ヒヤリ回数／到達秒数
デイ／ショートの“契約後運用”ランブック
定数化→キャンセル規定→“帰宅後KPI”→月次レビュー→トラブル文面。選んだ後を“枠と数値”で回す。
- 曜日固定と入浴曜日の設計
- キャンセル→代替の定型文
- 費用の三層＋特別費への反映
どう活かす？（統合のコツ）
- 夜→日中へ：夜間設計で“事故ゼロ導線”→デイ曜日と入浴曜日を固定する
- 環境→行動へ：ケア動線の引き算→帰宅願望の置き換えスクリプトで再発予防
- 家計→運用へ：二段ロケット資金→契約後運用の費用反映を月初に
“人を責めず、仕組みで守る”。上級編を暮らしに実装しましょう。
