純金積立とは?ざっくりおさらい
純金積立は、毎月決まった金額で金(ゴールド)を自動的に購入するサービスです。ネット証券や地金商を通じて1,000円からでもスタート可能。購入単価は毎月の相場で変動するため、ドルコスト平均法の効果が期待できます。
月1,000円×10年間=たった12万円?
一見「たった12万円?」と思うかもしれません。しかし、金価格の上昇を仮に年3%ずつと仮定した場合、最終的な評価額は以下のようになります。
年 | 累計拠出額 | 金価格上昇を反映した評価額(概算) |
---|---|---|
5年 | 60,000円 | 約66,000円 |
10年 | 120,000円 | 約139,000円 |
もちろん相場によって上下はありますが、現金で保有していた場合よりも価値を保てる可能性がある点が、金の強みです。
家計への影響は?
月1,000円は、例えば以下のような工夫で捻出可能です:
- おやつの自販機購入(月5回→2回)
- サブスクを一つ見直す(見てない動画配信など)
- 通信費を格安SIMに変更
「教育費のインフレが心配。でも家計もギリギリ」
そんなご家庭こそ、小さく始めて「資産形成の習慣化」を目指してみてはいかがでしょうか。
税制の観点:非課税口座との比較
純金積立は基本的に課税口座扱いとなり、売却益には約20%の税金がかかります(譲渡所得)。
ただし、長期保有で「特定口座(源泉徴収あり)」を使えば確定申告の手間はありません。
「NISAで金ETFを買う」という選択肢もありますが、それについては別記事で詳しく解説しています。
まとめ:金額の大小よりも「習慣」が大切
金額が小さくても、10年後に「やっててよかった」と思えるかどうかは、今の選択次第です。
月1,000円、されど1,000円。子育て世帯にとって、“小さな守りの投資”が将来の安心につながるかもしれません。
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