暮らしの問い③:サブスク棚卸し30分法—解約の判断は3質問だけ
サブスクは「少額×複数×自動更新」でいつの間にか増えがち。
本稿は、3つの質問だけで30分で棚卸しを終わらせる実務ワーク。
目的は“節約”ではなく、満足の高い支出へ再配分することです。
本稿は、3つの質問だけで30分で棚卸しを終わらせる実務ワーク。
目的は“節約”ではなく、満足の高い支出へ再配分することです。
この記事のゴール(3点)
・契約中サブスクを漏れなく抽出(アプリ/通帳/メール)
・3質問=最後はいつ?/無料代替は?/満足3以上?で即判定
・解約だけで終わらず、高満足へ再配分して3か月追跡
STEP1:契約中を“3ルート”で一気に洗い出す(10分)
1) 家計簿アプリ・カード明細の「毎月同額」抽出 2) メール検索「ご利用明細」「領収」 3) ストア購読(Apple/Google/Amazon等)
3ルートを同時にチェックして、下の表に書き出します。
3ルートを同時にチェックして、下の表に書き出します。
STEP2:3質問で“今どうするか”即決(10分)
Q1:最後に使ったのはいつ?(30日以上使ってない→黄色信号/90日→赤)
Q2:無料/安価な代替はある?(機能の60%以上を代替できるなら置換候補)
Q3:満足度は3以上?(0–5で主観評価。2以下は縮小/解約の一次候補)
STEP3:処理ルール(10分で決め切る)
悩む時間がロス。ルールで切るのがコツです。
・未使用90日 or 満足≤2 → 解約 or 休止(再開時はメモ必須)
・使用あり×満足4以上×月額≤1,000円 → 継続・増額検討(価値高)
・似た用途が2つ以上 → 機能のダブりは1本に集約
・年額契約 → 更新月まで“休止”で通知設定(すぐ解約不可のため)
テンプレ(CSVコピペ用)
※満足度0–5、用途は「音楽/動画/学び/収納/決済/仕事/その他」など。
サービス名,月額(円),年額(円),更新月,用途,最終利用日,満足度(0-5),代替可(はい/いいえ),判定(継続/縮小/解約/置換),実施日,メモ
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【合計】,,,,-,-,-,-,,-,
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【合計】,,,,-,-,-,-,,-,
置換のコツ:やめる前に“体験を確保”
完全にやめると生活が崩れる不安が出ます。まずは低額/無料の代替を1〜2週間試し、問題なければ本解約へ。
例)動画A→無料プラン+都度レンタル/音楽B→広告付き無料→気に入ったら曲買い切り/クラウドC→容量見直し
例)動画A→無料プラン+都度レンタル/音楽B→広告付き無料→気に入ったら曲買い切り/クラウドC→容量見直し
ミニ事例:4本整理で“満足↑・月▲2,680円”
・動画A 1,980円(満足2/最終利用60日前)→ 解約+都度レンタルへ置換
・音楽B 980円(満足3/毎日使用)→ 継続
・クラウドC 1,300円(満足2/代替可)→ 容量ダウンで700円
・教育D 1,500円(満足1/未使用90日)→ 休止→月1回の単発講座に
→ 合計:▲2,680円/月、代わりに“満足4以上の費用”を+1,000円再配分
つまずき対策:やめグセを作らない
「節約=正義」だとリバウンドします。満足の再配分が目的。
月末に10分だけ“新規が増えていないか”確認し、合計額の上限を決めておくと安定します。
月末に10分だけ“新規が増えていないか”確認し、合計額の上限を決めておくと安定します。
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まとめ:やめるだけでなく“良い支出へ寄せる”
3質問×30分で棚卸し→悪い費用を減らし、満足が高い費用を育てる。
月末に10分の見直しを続ければ、家計の満足密度は確実に上がります。
月末に10分の見直しを続ければ、家計の満足密度は確実に上がります。
※本記事は一般的な情報です。各サービスの契約条件・解約方法・手数料は最新の公式案内をご確認ください。