

中古のマンションに以前暮らしていました。
建物自体の築年数も古く中古で前の住民から購入したため、設備が若干古かったため、家族で話し合ってリホームする事にしました。
洗面所とお風呂とリビングの床、キッチンなどを全面的にリホームし、見違えるほどに綺麗になったため、母親は特に感動したようです。
実際に私の目から見ても洗面所は広く大変使いやすくなりました。
古い建物だったにも関わらず、赤ん坊のお風呂のようなサイズの洗面台になり、朝の身支度が捗った事をよく覚えています。
鏡の方も今風なデザインになりましたし、お風呂の方も綺麗な装いになって満足した記憶があります。
リビングの床も全面的に張り替えて、クッション性がある良い素材にしたため、満足度は高く快適に居間で過ごせました。
ただ工事をした当初は良かったのですが、その後に家庭の事情で唐突に都心部への引越しが決まったのです。
リホームをしてから殆ど暮らしていない家を売る事になり、工事の費用も殆ど無意味になりました。
工事自体は満足しているのですが、売却の査定にリホーム工事をしたメリットが実質的に加算されておらず、結果的に何のために工事を依頼したのか、分からないまま引っ越したのです。
基本的には自業自得な結果ではありますが、引っ越すことが分かっていたのであれば工事依頼をしなければよかったと切実に感じています。
住まいの買取業者のさじ加減一つだったと思いますが、全面的に設備を古い物から最新型の便利な設備に入れ替えたのに、そのメリットが査定額に反映されておらず、もう暮らしていない家の工事のローンだけを支払うという、よく分からない結果になったのは不満が残ります。
そして後で母親から指摘されて分かった事ですが、お風呂場の工事はかなりの突貫工事だった事もあり、タイルの方向が見本と逆になっていたり、工事業者が特に説明もなく作業を始めた結果、少し理想とは違う結果になっていたようです。
それが売却時の査定に響いたかは定かではありませんが、中古マンションをリホームしてもあまりメリットはなく、むしろ費用対効果は悪いのでは、という体験を持ちました。
担当者が事前にそのようなリスクがある、と教えてくれたらよかったのにと感じています。
新築マンションに引っ越したものの、前回の住まいの工事のコストが響いて今現在の住まいの設備が自分好みにカスタマイズすることが出来ないのが残念でなりません。
不動産の購入や投資についてはこちら(不動産を効率的に活用する)を参考にして下さい。