
資産形成の相談を受けていると、多くの人が「資産」の定義を曖昧にしていることに気づきます。特に、現時点での資本を正しく把握していないケースが多く、その結果、計画が矛盾だらけになってしまうのです。
そして最も抜け落ちやすいのが 「人的資本」 です。
なぜでしょうか?
資産の定義があいまいだと、計画が破綻する理由
資産というと、現金や株式、不動産を思い浮かべる人がほとんどです。しかし、これらはあくまで「金融資産」に過ぎません。
資産形成を考える際には、
- 金融資産(現金・株式・不動産など)
- 人的資本(スキル・経験・健康など)
この2つのバランスを正しく把握しなければ、どんなに立派な計画を立てても現実と乖離してしまいます。
例えば、人的資本を考慮せずに「老後資金は〇〇万円必要」と計算しても、現役時代に収入が減少すれば、その計画は成り立たなくなります。
人的資本とは? – お金よりも大切な資産
人的資本とは、「自分の能力や経験を活かして将来的に生み出せる価値」のことです。具体的には、
- スキル・知識(仕事での専門性、問題解決能力)
- 健康・体力(長く働くための基盤)
- ネットワーク(人脈や信頼関係)
これらが人的資本を構成する要素です。特に、長期的な視点で資産形成を考える場合、人的資本をどう高めるかが鍵になります。
人的資本を軽視すると、老後計画が崩壊する
人的資本を無視したまま老後の資産形成を考えると、以下のような矛盾が生じます。
- 現役時代にスキルアップしなかったため、収入が減少する
- 健康管理を怠り、医療費がかさむ
- キャリアの選択肢が狭まり、思うように働けない
結果的に、老後の資産形成どころか、「そもそも資産を築けない」状況に陥ってしまいます。
人的資本を最大化する3つのステップ
では、人的資本を最大化し、資産形成につなげるにはどうすればよいのでしょうか?
- スキルアップと学び直しを継続する
- AIや自動化の進展に対応できるスキルを身につける
- 資格取得やオンライン講座を活用する
- 健康管理を徹底する
- 運動・食事・睡眠を意識し、長く働ける体を維持する
- 健康寿命を伸ばし、医療費負担を減らす
- キャリア戦略を考え、人的ネットワークを広げる
- 会社に依存せず、複数の収入源を確保する
- 人とのつながりを大切にし、長期的な価値を生み出す
まとめ:本当の資産形成は「自分を磨くこと」から始まる
資産形成というと、つい金融資産ばかりに目が向きがちですが、本当に重要なのは 人的資本をどう活用するか です。
「老後資金をどう確保するか」よりも、「今、どうすれば価値を生み出せるか」を考えることが、結果的に持続可能な資産形成につながります。
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