住宅買い替えを相談したら保険営業!?ファイナンシャルプランナーとの実際の体験

ファイナンシャルプランナーに住宅の買い替えを相談したら、保険の切り替えを勧められた!というお話です。

中学2年の息子と小学6年生の娘を持つ専業主婦です。

主人は市役所勤めの公務員で、私自身は週に3回、4回くらいパートに出ています。

結婚後、長男の出産に合わせて3LDKのマンションを購入し、現在も同じマンションに住んでいます。

ただ、子供が大きくなってくるとなかなか今のマンションでは手狭になり、思い切って買い替えをしようかと考えていました。

そんな時に、パート仲間から「知り合いのファイナンシャルプランナーがいるから紹介しようか」と言われ、渡りに船と思い相談してみることにしました。

相談したかったのは、住宅ローンが残っているけれど買い替えは出来るのかどうか、買い替えるとして、頭金などの費用はどの程度必要なのかといったことでした。

また、ローンの金利についても、変動がいいのか固定がいいのかなどを聞いてみたいと思っていました。

ところが、いざ紹介されたファイナンシャルプランナーさんとお会いしたところ、ちょっと思っていたのと違うな、という印象でした。

まず、冒頭から貯金の額を聞かれ、生命保険や医療保険には入っているのか、その金額などを根掘り葉掘り聞かれました。

住宅の買い替えについてお聞きしたいと伝えても、資産状況を把握してからご提案します、と言われてしまい、なんだかなぁという感じです。

出される書類のファイルが、全部とある保険会社さんの名前が入っていたりしたので、このあたりで、ああ失敗しちゃったかなと思いました。

結局一時間ほどお話をしましたが、今入っている生命保険は無駄が多いからこちらに変えたほうがいいとか、医療保険が足りてないからこういう商品はどうかとか、そんな話に終始していました。

その後、ライフプラン表をお送りいただけるということだったのですが、いただいたのは保険のパンフレットと、その保険を買った時の収支を記載したプランでした。

一時間くらいかけて、ただただ聞きたくもない保険の営業を受けてしまいました。

ご紹介いただいた方には申し訳ないのですが、ちょっとファイナンシャルプランナーを名乗るのはどうなのかな、という印象です。

その後、不動産会社さんを通して紹介いただいた別のファイナンシャルプランナーさんとお話しすることが出来、買い替えのための費用についてや利息の話などもきちんとご説明いただくことが出来ました。

世の中には一口にファイナンシャルプランナーと言ってもいろんな方がいるんだな、ということがわかり、大変勉強になりました。

もちろん、勧められた保険は特に購入しませんでした。

ファイナンシャルプランナー(FP)には多くの種類があり、その業務の範囲やアプローチにも幅があります。しかし、その一方で、ファイナンシャルプランニングの業務は、日本FP協会が定めた規定やガイドラインに基づいて行われるべきであり、それから逸脱した行為を行う者は、正当なファイナンシャルプランナーとは言えません。

ファイナンシャルプランナーとしての役割は、単に資格を持っているだけでは十分ではなく、その知識とスキルを基に、顧客のライフプランや資産形成をサポートすることが求められます。たとえば、住宅ローン、保険、税制、年金制度、教育資金など、多岐にわたる分野の知識が必要です。これらを総合的に考慮し、顧客が抱える問題や目標に対して、最適な解決策を提案できることが求められます。

そのため、FP資格を所有しているだけではなく、その業務が規定に沿って行われていることが非常に重要です。たとえば、住宅の購入や保険の見直しを依頼した際に、無理に保険商品の契約を勧めるような行為があれば、それはファイナンシャルプランナーとしての業務に適した行動とは言えません。

日本FP協会は、ファイナンシャルプランニング業務が包括的かつ適切に行われるよう、業務に対する規定やガイドラインを示しています。正当なファイナンシャルプランナーは、顧客の利益を最優先に考え、必要な知識を駆使して、将来の目標実現をサポートします。

そのため、ファイナンシャルプランナーを選ぶ際は、資格や経験だけでなく、その人が提供するサービスが規定に則った正当なものであるかどうかを確認することが大切です。信頼できる専門家を選ぶことで、安心して自分のライフプランを任せることができ、将来に向けた確かなサポートを受けられるでしょう。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。ー日本FP協会ホームページより抜粋ー

なお、住宅関連の知識はこちらを参考にしてください。

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