教育費のために、無理しすぎない貯金習慣──“ちりつも”が未来を守る

子供が公立の小学校や中学校に通っていれば授業料はゼロ円ですが、毎月の給食費や活動費などの細かい費用は発生します。

また子供にとって学校以外での友達作りの場でもある習い事は、時には逃げ道となり子供を救ってくれることすらありました。

「習い事をやりたい」と懇願されたときは、費用もかかるし困ったものだと思いましたが、費用を捻出して、通わせてよかったなと思っています。

我が家では、習い事をはじめるにあたってのルールがあります。

それはひとりにつき「習い事は2つまで」というもので、その2つはサッカーと水泳という組み合わせでも、体操教室と英会話という組み合わせでも自由です。

習い事を2つに限定する理由は、子供に集中力を保った状態で習い事に通ってほしいということがひとつと、習い事にかけられる教育費用には限度があるからです。

限られた資金の中でニーズを満たすためには、ルールを設けることにより資金の捻出がスムーズになります。

習い事では月謝以外にも、休みを利用した泊りがけのスキー教室があったり、短期講習があったりするため、月謝とは別に2万円から5万円の費用が発生することが多いです。

このように習い事では想定していなかった費用が意外と発生するものです。

例え「3つまでなら習い事に通わせられる」と思っているケースなどでもひとまず2つの習い事で一年様子を見ることをおすすめします。

子供はいずれ大学などへ進学することになるでしょう。

大学では入学試験に関する費用から入学金、授業料などで、一年で800万円ほどの資金が必要であると考えています。

我が家では毎月の習い事に関する教育費用とは別に、将来にそなえて月に数万ではありますが貯金をしています。

給料が振り込まれる口座からすぐに子供名義の口座に移してしまえば、そのお金はなかったものとして考えられるためストレスフリーで貯金を少しずつ増やすことが可能です。

またボーナスなどで大きい金額を貯められるときは、ボーナスに準じた金額を貯金するようにしています。

とにかく「ちりつも」を念頭において、コツコツと貯金に励むことが、何よりも大切だと思っています。

我が家では子供の教育費用を運用で増やすということはしていません。

投資信託や株の経験はあるものの、毎日の株の値動きに一喜一憂しながら取引することに疲れました。

またリスクが少ないといわれる国債であっても2010年のころと比べると、不安要素があります。

リスクは取らずに、毎月少しずつ貯金するスタイルが我が家には一番あっていると感じています。

しかしリスクを取らないということは、大きなリターンも見込めないということでもあります。

そのため外食は月に2回まで、旅行は1年に2回までと、生活スタイルにもある程度のルールを決めています。

とはいえ教育費用を捻出することが最優先の生活となってしまえば、毎日がとても窮屈なものとなってしまうでしょう。

教育のための貯金も大切ですが、人生には喜びの貯金も必要だと思っています。

無理しすぎない程度に、しかし少額でも毎月貯金することで将来への備えができると考えています。

教育費と暮らしのバランス──「今」と「未来」を分けない考え方

子どもの将来のために、できるだけのことをしてあげたい。
でも、毎月の生活の中でそのための予算をつくるのは、決して簡単なことではありません。

今回の体験談は、「教育費を優先しながらも、暮らしを“犠牲”にはしない」という、子育て世代にとって理想的なバランスのあり方を丁寧に描いています。

習い事も“家計との対話”で決めていく

子どもが「やりたい」と言ったとき、親としては応えてあげたい気持ちが湧くもの。
けれど、やりたいことを“全部”かなえることと、長く続けることは違います。

「2つまで」といった明確なルールを設けておくことで、子ども自身にも選ぶ力が育ち、
家計の中でもコントロールしやすくなる。これは、家計と教育のどちらにも優しい判断と言えます。

「想定外の出費」は、想定しておく

習い事は月謝だけでなく、合宿・短期講習・道具・発表会などの費用もかかるもの。
だからこそ、「2つだけ」「まず1年やってみる」など、決めてから始める習い事は、無理なく続けるための大事な工夫です。

貯金と投資──我が家の“安心できる形”を見つける

教育費を「増やす」方法として、投資を考える家庭も多い時代です。

でも、「値動きに心が振り回されるくらいなら、確実にコツコツ貯めたい」という選択は、正しさではなく、“その家庭に合っているかどうか”で決めることがとても大切。

まねTamaでは、「投資するべきか/しないべきか」ではなく、暮らし全体との整合性を持った選び方を後押ししています。

未来のために「今」を苦しめすぎない

教育費の準備はとても大切。でも、「教育のためにすべてを削る」暮らしが続いてしまうと、家庭の笑顔や心の余裕が奪われてしまうかもしれません。

今回の体験談にあったように、外食や旅行にも上限を設けつつ、「人生の喜びの貯金」も忘れない姿勢は、家族の心にとって大切な豊かさを守っていると感じます。

正解はひとつではありません。
家族ごとの“ちょうどよさ”を見つけながら、安心して未来へ備えていける。
まねTamaは、そんな選び方を一緒に整えていく場所でありたいと考えています。

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