
国立がん研究センターの集計によると、現在”2人に1人が一生のうちにがんと診断される”とのこと。
がんが身近な病気になった今、万が一の備えとして保険に加入していたとしても、なにかしらの不安を抱えている方は多いと思います。
私もそのうちの一人です。
先日、少しでもその不安を軽くしようと思い保険相談の予約をすると、土日や平日の夕方以降の時間帯は満席。
誰しも、不安を抱えているんだなと思いました。
私はこれまで10年ほど前に発売されたがん保険に加入していました。
保険の内容を診断してもらったところ、その保険はがんの診断で一時金は給付されるものの、入院のみの保障で、通院の保障はありませんでした。
今の環境を改めて考えなおしてみると、これでは十分ではないと感じました。
現在ほとんどの場合、がんは通院で治療できるという話をよく聞くようになったからです。
見直してみようと思ったのもそれがきっかけでした。
診断一時金で賄えばいい、という考え方もあると思いますが、やはり通院が長引くと困ります。
特に私のは古いタイプの保険で、保障が十分とは思えませんでした。
現在は、通院に対しても手厚い保険商品が多くあることも知りました。
がん保険は、定期的に最新のものを確認するようにすると良いと思います。
私がもし、保険商品の内容が変わっていることを知らなかったら損をするところでした。
相談にいってまず分かったことは、がん保険には主に3タイプあるということです。
一つは、私が加入していた古いがん保険にあたる従来のタイプ。
もう一つは、通院一日目から掛け金によって決まった額の給付を受けられる通院保証タイプ。
最後にがんの診断がでると、掛け金に応じた一時金がもらえる一時金を重視したタイプ。
商品の中には、すべてをまんべんなく網羅したタイプも多くあるので、自分に合った保険を選ぶことができます。
ただ数多くある保険商品の中から、自分に合ったものを選ぶのは大変です。
ですからプロの手を借りる必要があると思います。
幸いにも、私が相談した方は良心的で、押し売りしてくるようなことはありませんでした。
しかし、保険は自分が加入するものです。
ですから、ある程度の予備知識は必要だと思います。
予備知識があれば、相手の思うまま加入してしまうことも回避できると思うからです。
また、扱っている商品はあたりまえのこととして、相談先や担当者も慎重に選びたいものです。
「がん保険」──“備えているつもり”が、今の暮らしに合っていないかもしれません
2人に1人ががんと診断される時代──。
すでに保険に加入している方も、「このままで大丈夫なのかな」と不安になる瞬間はきっとあると思います。
今回の体験談のように、「昔に入ったまま」「なんとなく安心していた」保険が、今の医療や暮らし方とズレていることは実はよくある話です。
がん治療は「入院」から「通院」が主流に
かつては「がん=長期入院」というイメージが主流でしたが、現在は通院で治療を継続するケースが増えています。
そのため、昔の保険ではカバーしきれない部分が出てきてしまうのです。
特に古いタイプのがん保険は「入院給付のみ」が基本のことも多く、通院で発生する費用(交通費・薬代・副作用対策など)には対応していないことが少なくありません。
「自分に合っているか?」が選び方のカギ
がん保険には、大きくわけて次の3タイプがあります:
- ① 入院重視型:入院日数に応じて給付される、旧来型の保障
- ② 通院保障型:通院治療にも対応。治療実態に沿った設計
- ③ 一時金型:診断時にまとまったお金が支給されるタイプ
最近では、これらをバランスよく組み合わせた保険商品も多く、選択肢は広がっています。
ただし、「どれがいいか」ではなく、「自分の暮らしに合っているか」を軸に選ぶことが大切です。
“任せきり”にしないことが、安心につながる
保険相談は、確かに頼れるプロに話を聞くことで安心につながります。
でも、「わからないから任せる」ではなく、少しでも知っておくことが、より納得のいく選択につながります。
保険も“自分の選択”。
だからこそ、商品だけでなく相談先や担当者との相性も大切にしてほしいのです。
まねTamaでは、「情報を一方的に与える」のではなく、暮らしに合った保険選びの考え方を丁寧に伝えています。
不安なときこそ、あわてずに、一緒に見直していける場所でありたいと思っています。