渡航先の医療費相場と救援者費用(家族の現地滞在・移送・捜索)を上限の中心に。
遅延/ロストバゲージや既往症の扱い、クレカ付帯の適用条件も要チェック。
「致命傷は保険で、小傷は自己負担」の原則で、費用と安心のバランスを取ります。
遅延/ロストバゲージや既往症の扱い、クレカ付帯の適用条件も要チェック。
「致命傷は保険で、小傷は自己負担」の原則で、費用と安心のバランスを取ります。
この記事のゴール(3点)
・渡航先ごとの医療費と救援者費用の目安から上限を決める
・遅延/手荷物/携行品は「必要最小限+証憑重視」で設計する
・クレカ付帯の穴(利用付帯/家族範囲/上限/除外)を理解して不足分を補う
STEP1:医療費(治療・救援)の上限を最初に決める
高額になりやすいのは治療・救援。特に北米・欧州・豪州・中東は医療費が高く、キャッシュレス診療が使える提携網も重視。
治療・救援費用
入院/手術/救急搬送+家族の渡航・滞在・移送。1,000万〜無制限のレンジで設定する商品が多い。
キャッシュレス診療
英語が不安・高額医療地域では必須級。提携病院リスト/24h日本語サポートは事前確認。
渡航先の医療費イメージ(ざっくり)
※実際の費用は病院/症状で大きく変動。高い地域では無制限や高額上限を検討。
地域/国,外来(目安),1日入院(目安),救急搬送(目安),メモ
北米(米/加),数万円〜,数十万円〜,数十万〜100万超,医療費高/保険必須
西欧,数万円〜,十万〜数十万,数十万前後,キャッシュレス重要
豪州/NZ,数万円〜,十万〜数十万,数十万前後,救援費の上限厚め
アジア都市部,数千円〜,数万〜十数万,数万〜数十万,地域差大
中東,数万円〜,十万〜数十万,数十万〜,上限は高め推奨
北米(米/加),数万円〜,数十万円〜,数十万〜100万超,医療費高/保険必須
西欧,数万円〜,十万〜数十万,数十万前後,キャッシュレス重要
豪州/NZ,数万円〜,十万〜数十万,数十万前後,救援費の上限厚め
アジア都市部,数千円〜,数万〜十数万,数万〜数十万,地域差大
中東,数万円〜,十万〜数十万,数十万〜,上限は高め推奨
STEP2:遅延・手荷物・携行品は“証憑が命”
「航空機遅延」「乗継遅延」「手荷物遅延/紛失」「携行品損害」は、領収書・遅延証明・手配書が支払の鍵。
日用品の購入は必要最小限にし、上限額・免責・対象外(スマホ/PC等)の条件を確認します。
日用品の購入は必要最小限にし、上限額・免責・対象外(スマホ/PC等)の条件を確認します。
STEP3:既往症・妊娠・除外規定に注意
既往症(持病の悪化)は対象外が一般的。
特約や条件付きプランがある場合もあるため、渡航前の通院/投薬状況を確認。
妊娠・出産・不妊治療、危険な活動(登山・ダイビング等)は除外や上限縮小が多い。
特約や条件付きプランがある場合もあるため、渡航前の通院/投薬状況を確認。
妊娠・出産・不妊治療、危険な活動(登山・ダイビング等)は除外や上限縮小が多い。
STEP4:クレカ付帯の“穴”を理解して不足分を補う
適用条件
自動付帯/利用付帯の違い(旅費決済が必要か)。家族カード/同伴家族の範囲も確認。
補償の薄さ
治療・救援の上限が低め/携行品の免責が大きい/航空機遅延なし、など。不足分を上乗せする発想で。
提携網
キャッシュレス医療の提携先が限られることも。緊急連絡先は紙で控える。
設計モデル(例)
A:北米/欧州 1〜2週間
治療・救援3,000万〜無制限、キャッシュレス重視。遅延/携行品は上限を軽め+証憑徹底。
B:アジア週末旅/出張
治療・救援1,000万〜、携行品はスマホ免責に注意。クレカ付帯の不足をピンポイント補填。
C:家族旅行(子ども同行)
家族範囲・日本語サポート・現地小児科の手配性を重視。手荷物遅延は衣類/衛生用品中心に。
出発前チェック(CSVコピペ用)
※クレカ付帯の条件・家族範囲・緊急連絡先・提携病院を確認。
項目,内容,確認メモ
治療・救援上限, ,(地域に合うか)
キャッシュレス医療(提携),有/無,(リスト/連絡先)
既往症の扱い,対象/特約/対象外,(通院/投薬状況)
遅延/携行品,上限/免責,(対象外:スマホ/PC等)
クレカ付帯,自動/利用付帯,家族範囲
緊急連絡先,日本語24h/保険会社/カード会社,紙で控える
旅程/渡航情報,航空便/宿/大使館,スクショ保存
治療・救援上限, ,(地域に合うか)
キャッシュレス医療(提携),有/無,(リスト/連絡先)
既往症の扱い,対象/特約/対象外,(通院/投薬状況)
遅延/携行品,上限/免責,(対象外:スマホ/PC等)
クレカ付帯,自動/利用付帯,家族範囲
緊急連絡先,日本語24h/保険会社/カード会社,紙で控える
旅程/渡航情報,航空便/宿/大使館,スクショ保存
現地トラブル時の一次対応(印刷してパスポートケースへ)
① 怪我・病気:緊急連絡先に電話→指定病院へ(キャッシュレス可否を確認)
② 航空機遅延:航空会社の遅延/搭乗証明を入手→必需品は領収保管
③ 手荷物紛失/盗難:PIR/警察届出+購入レシート保存
④ 既往症の悪化:支払可否・必要書類を事前に電話確認
よくある誤解と回避策
「クレカ付帯で十分」? → 利用付帯で未適用/上限不足/家族対象外が多い。不足分を上乗せ。
「携行品=スマホも満額」? → 免責・対象外・減価が大きい。ケース/保護で予防が現実的。
「英語が苦手でも何とかなる」? → 24h日本語窓口とキャッシュレス提携を選ぶと安心。
もっと整理する:損害保険ハブ
他の補償(自動車・火災/地震・個人賠償・傷害・ペット・事業)も横断整理。
損害保険ハブページで見直し手順とテンプレをまとめています。
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※本記事は一般的な情報です。補償条件・対象外・支払基準は商品により異なります。最新の約款・重要事項説明書をご確認ください。