
平均寿命がながくなると、それだけ生活に必要なお金も多くなります。その分お金に関する不安も増したように思います。
特に子供の教育にかかるお金に関しては、とても大きな問題です。
現在小学生と、中学生の2人の子供のいる我が家の場合、教育費についてこんなはずではなかったというほど、お金がかかることは数年前までは想像もつきませんでした。
ところが上の子が小学6年生、下の子が小学2年生に上がるタイミングで急に主人の転職が決まり、地方から都会に戻ることになりました。
それまではいつかは都会に戻るのかなと思いながら子供の教育については何も準備をしていませんでした。
地方では進む学校の選択肢はほとんどなかったのですが、都会では学校の選択肢も多くなります。
子供に受験してみる?と聞くとやってみるというので、突然受験のために進学塾に通うことになりました。
塾ってお金がかかるんですね。
毎月の塾代に、夏休みなどの長期休みの講習代やテキスト代等々。
塾にもよると思いますが、6年生の時に年間100万円くらいかかりました。
そして公立の中高一貫校を受けたのですが落ちてしまい、第二志望の私立の中高一貫校に合格し通うことになりました。
もともと私立の中学に通う想定ではなかったので、またもや学費がはねあがることになりました。
もともとあまり無駄遣いもしていなかったので、普通に生活していれば貯金ができていたのが現在は教育費に家計が圧迫されて貯金ができない状況です。
自分にとっては突然お金がかかるようになってしまったと思いましたが、今思うともうちょっと貯金しておけばと後悔しています。
例えば子供が生まれたときに入る学資保険など、掛け金を多めに設定してもっと貯金しておけば良かったなと思ったり、あれをやめとけば、これをやっておけばなど思い返せばきりがありません。
引っ越しに関わらず公立の中学に進んだとしても、塾に通うことになればやはりかなりのお金がかかることになるのは間違いありません。
我が家もこれから高校、大学とお金が今以上にかかることになるでしょう。
小学校低学年のうちに進路のシミュレーションをもっとまじめにやっておけばよかったと思っています。
もちろん、子供と将来の夢などを話し合うことの方がもっと重要ですけどね。
「教育費が急にかかる」──それは、人生の自然な流れかもしれません
子どもの成長とともに、進路の選択肢が増えると、それに伴って教育費も大きく変動します。
今回の体験談のように、「都会に引っ越した」「本人がやる気を見せた」「思っていた以上に塾代がかかった」という流れは、特別なケースではなく、多くの家庭で起こり得る“自然な変化”です。
「急にかかったように思えるお金」も、実は“前もって見通すことができた支出”かもしれない──そんな気づきがあるだけで、これからの備え方は大きく変わっていきます。
進路の話を、“お金の話”と切り離さない
子どもの進学や夢の話をするとき、「お金の話を持ち出すのはちょっと…」と遠慮してしまうことはありませんか?
けれど、進路には選択肢があり、それぞれに費用がかかります。それを親も子も知らないままだと、「がんばったのに通えない」「本当はもっと備えられたはずなのに」という後悔につながることも。
夢を広げるためにも、お金の話をちゃんとする──これは、子どもの可能性を守ることでもあります。
「先取りシミュレーション」は、早すぎるくらいがちょうどいい
小学生のうちは、まだまだ先の話だと思ってしまいがちです。けれど、今回のように小学2〜6年の間にも進路が大きく変わることはあります。
“私立は考えていなかった”、“公立でも塾代がこんなにかかるとは”──それらは、ある日突然やってくるわけではなく、実際は段階的に近づいてきているもの。
だからこそ、小学生のうちから「もしもの進路」を想定したり、塾費用や学費をざっくり把握しておくことは、将来の安心につながります。
“学資保険に入っておけばよかった”では終わらせないために
過去の選択を振り返って「もっとこうすればよかった」と思うことは、誰にでもあることです。
でも、そこから“じゃあ今から何ができる?”と考え直すことで、未来の選択肢は広がっていきます。
まねTamaでは、過去を悔やむより、「これからの備え」を一緒に整えていけるような情報と学びの場を大切にしています。
“ちゃんとした進路の話”と“ちゃんとしたお金の話”は、どちらも子どもと向き合う時間を豊かにしてくれます。
まずは無理なく学びながら、安心できる土台を一緒に作っていきましょう。