「演習型の塾ってどうなの?」── 自主性が育つ“問題を解く習慣”のすすめ

子供が中学生になった時に、色々と検討した上で演習型の学習塾に通わせることにしました。

小学生時代は口うるさく勉強しろと言わなかったので、子供も宿題をする以外はこれと言って勉強するということもなく、とにかくのんびりしていました。

しかし、中学生ともなると、そうも言ってられなくなります。

勉強する習慣をつけさせる上でも塾に通う必要があると思ったので塾に通わせることにしました。

それで演習型の学習塾に通わせることにしました。

演習型の学習塾が子供の教育にとって良かった点は、勉強する姿勢を身に付けることができたこと、受け身ではなく能動的に問題を解く習慣を持てるようになったことです。

その結果、本番のテストにも強くなりました。

まず、自分の子供の性格上、自主的に勉強をしないので、学習塾に通わせて勉強する時間を確保しました。

これだけでもかなり効果がありました。

塾に通っている時間だけは否応なく勉強するので、短時間で集中して勉強する姿勢を身につけることができるようになりました。

演習型の学習塾は、自分で問題を解かなければ意味がありません。

講義型の学習塾だと、うちの子の場合、ボーッとしていても勉強した気になってしまうのではないかと思いました。

ですから、手を動かして問題を解くというスタイルの学習塾の方がいいと思ったのです。

演習問題をひたすら解いて講師と一緒に答え合わせをすることで、理解する力がかなり向上しました。

回答を間違ってもすぐに答え合わせをするので、どうして間違いをしたのかも理解することができます。

この演習問題を解くという行為が、子供の学習態度にとても良い影響を与えたようです。

その結果、本番のテストでも緊張したりせず、ミスを最小限に抑えながら点数を取る事ができるようになりました。

毎週塾で演習問題を解いているので、それがテストの予行演習にもなっていたようです。

中学2年生になる頃から成績は常にトップクラスを維持することができるようになりました。

テストで良い点数を取ることができるので、本人も勉強が面白くなってきたようです。

このように、演習型の学習塾はその後の高校受験に至るまで子供の教育上優れた効果をもたらしました。

受験勉強も演習問題の繰り返しだとおもいます。

塾で問題を解いてさえいれば、テスト対策ができることを子供も理解したのでしょう。

受験が近くなると自宅でも自然と勉強するようになり、第一志望の高校にも合格することができました。

高校生になってからは塾に通わなくなりましたが、問題演習をする癖が付き、今も自主的に勉強に取り組むことができているようです。

\ こんなご家庭におすすめです /

  • 子どもが自分から机に向かうのが苦手
  • 「わかったつもり」で終わることが多い
  • 定期テストでケアレスミスが多い
  • 受験を見すえて、日々の学習習慣を整えたい

学習塾を「目的」で選ぶ視点を持とう

「うちの子にはどの塾が合うんだろう?」──これは、子育て家庭にとって悩ましいテーマのひとつかもしれません。

今回の体験談にあるように、「演習型」の塾は“自分の手で問題を解く”ことが主な学びの軸になります。講義を聞いて終わりではなく、「わからない」を自分でつかみに行くスタイルは、受け身になりがちなタイプのお子さんにとって特に効果的です。

講義型の塾ももちろん良い面がありますが、それぞれに合った“学び方の相性”を見極めることが大切です。
また、「塾に行けば勉強するだろう」と思っていたら、実はただ座っているだけだった…という声も少なくありません。

ポイントは、塾の種類を比較することではなく、「何のために塾に通わせるのか?」という目的を明確にすること。
・勉強習慣をつけたいのか
・苦手分野の克服が目標なのか
・受験戦略を含めた計画的な指導が欲しいのか──

家庭の考えやお子さんの性格、目指したい将来像によって「正解」は変わります。
だからこそ、塾選びも“暮らしと学びをつなげる視点”を持って取り組んでみてくださいね。