マイホーム購入の失敗談から学ぶ──マイホーム選びで大切にしたい視点

青梅市在住のKです。マイホーム購入で失敗した私の体験談を掲載させていただきます。

マイホーム住宅を購入したのは3年ほど前で、当時私は結婚したばかりでした。

夫とも新生活を始めるのであればそのままマイホームを購入してしまった方がいいと考えた結果、お互いの勤務先から近い物件を見つけることができたのでそのまま購入したのです。

その時は夫の方が周辺の情報や土地の情報を調べてくれていましたし、きちんと安心できると話していたので安心していた部分はあったと思います。

購入前に住宅を内見した際にも、夫は間取りや広さにこだわっていたものの私自身は住んでしまえば都だろうとあまりこだわっていませんでした。

そうして夫のこだわりを優先した結果購入した住宅は思ったよりも広めの戸建で、子供のころから引越しばかりをしていた私にとっては初めて持つ自分の家だと興奮していたのを覚えています。

そんな私がマイホーム購入に失敗したと痛感したのは、住み始めてから1週間ほど経過したころでした。

最初の頃は私自身も家の広さを気に入っていましたし、広々とした明るい空間を楽しんでいました。

ところが実際に住み続けてみると無駄に広いスペースを掃除するのは思った以上に大変で、これまで住んでいた住宅になかった階段の掃除まで追加されてしまっていたのが大きな失敗だったと思います。

私と夫はどちらも仕事をしているのですが夫は家事にあまり協力してくれず、毎日の掃除は私が行っていたのでかなり疲れてしまったのです。

また動線に関してあまり深く考えていなかったところも、マイホーム購入の大きな失敗だったと思います。

とにかく家事をする際にちょこまかと動き回らなければならず、洗濯物を干そうとすると1階はスペースが広くても雨除けがないなどの問題から2階に上がらなければいけない、買い物をして片付けるのにもいちいち動き回らなければいけないことが多かったです。

ほかにも周辺の環境に関しても失敗した点があり、特に面倒だと思っているのが生活関連施設の少なさです。

以前住んでたところや職場の近くには24時間営業のスーパーやコンビニが多く、遅い時間の仕事がある私にとっては非常に助かっていました。

ただマイホームの近くにはスーパーはあっても早めにお店が閉まってしまうところばかりですし、コンビニも少し遠いところにある状態なので仕事帰りに買い物をまとめてしなければいけない状況になってしまいました。

「間取りよりも、暮らしの流れ」──マイホーム選びで大切にしたい視点

はじめてのマイホーム。
「新しい生活のスタートにふさわしい家を」と思う気持ちは、とても自然なものです。

広さ、明るさ、間取り、価格…たくさんの条件を前に、「今、ここで決めるしかない」と勢いで進めてしまうこともあります。

でも今回の体験談のように、実際に住んでみてはじめて見えてくる“暮らしの現実”があることを、私たちは見落としがちです。

「動線」と「生活圏」は、住んでみてからでは遅い

家の広さや間取りにばかり注目していると、実際に暮らすうえでの“動線の不便さ”や“生活施設との距離”といった視点が後回しになってしまうことがあります。

特に共働き世帯や子育て中の家庭では、“時短”や“動きやすさ”が生活の質に大きく影響します。

  • 洗濯物を干すのに、毎回階段を往復しなければならない
  • キッチンと収納の位置が遠く、買い物後の片付けが大変
  • 近所に遅くまで開いているスーパーやコンビニがない

こうした“ちょっとした不便”は、日々の積み重ねでストレスに変わっていきます。

「住めば都」と思いたいけれど、都にするには工夫が必要

「住んでしまえば慣れるはず」と思っていた場所が、じわじわと不便に感じられる──これは決して珍しい話ではありません。

でもその違和感を「私のわがままかも」と押し込めてしまうのではなく、これから住まいを考える人にとっての学びとして言語化することは、とても大切なことです。

暮らしの“心地よさ”は、図面では見えない

マイホームを考えるときには、「この間取りは素敵か?」だけでなく、

  • 実際にどんな生活の流れになるか?
  • 家族の負担がどこに偏るか?
  • 今の仕事や生活スタイルと無理なくつながるか?

といった視点も、事前に想像しておくことが大切です。

まねTamaでは、間取りや価格の話だけでなく、「あなたの暮らし方に合った住まい選び」を一緒に考えていくヒントをお届けしています。

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