ライフプランは、ライフデザインを具体化していくものであり、生涯の生活環境を整えていく設計図です。
一言でライフプランと云ってもその範囲は実に広く、キャリアプランやファミリープラン、生きがいに関する活動プラン、健康増進や健康管理プラン、ファイナンシャルプランなどが含まれます。
上記の広義のライフプランに対してライフプランを数値化したものがファイナンシャル・プランニングなどで行われている狭義の意味のライフプランです。
ライフプラン・シミュレーションについて
一般的に、ファイナンシャルプランナーや保険セールス時などで行われているライフプランは、この狭義のライフプランということになります。
そのライフプランを設計する際に用いられている方法がライフプラン・シミュレーションと呼ばれているものです。
ライフプランというより、どちらかと言えば、現状の経済的側面を題材としたシュミレーションがほとんどのようです。
つまり、現状の収入や支出、一般的なイベント内容などを数値化してシュミレートするパターンです。
シミュレーションソフトを使って行なわれるのが一般的なライフプランので仕方ないのですが、できれば経済的な要素を主体としたシミュレーションを先行させない方が賢明です。
ライフプランを作成する場合において、お金の事情は切っても切り離せないものなので先行しがちですが、その前にもっと大切なことがある、ということだけとりあえず認識しておいてください。
そして、ライフプランを確立するために、最終段階でお金の流れを確り把握し、各種の前提条件と照らし合わせ適宜改善しながら仕上ていくようにしてください。
なお※ライフプランの適切な考え方などについてはこちらを参考にしてください。
その際に給料や退職金、年金など様々な要素をかき集め、一覧表を作成し、電卓を使って計算して・・・といった方法では時間が勿体無いとおもいます。
ライフプランは、修正することを前提に作成していくものです。
ですから、最初は大まかな流れを把握する程度にとどめておく方がいいでしょう。
そんな時に便利なのがシミュレーションソフトということになります。
大手銀行や保険会社に個人的に依頼することも出来ますが、自分で作成したいという方も多いでしょう。
そこで、今回はウェブサイトで手間なく、しかも無料でシミュレーションできる先をご紹介しましょう。
一般社団法人全国銀行協会:ライフプラン・シミュレーション
引用元-一般社団法人 全国銀行協会
一般社団法人 全国銀行協会が提供しているライフプランシミュレーションのコーナーです。
簡易的な基本プラン「きほん」と「きほん」よりさらに細かくシミュレーションできるプランがあります。
初回は基本プランで算出し、2回目以降は「くわしく」を選択するように勧めています。
⇒http://www.zenginkyo.or.jp/special/lps/top.html
スルガ銀行:ライフプラン・シミュレーション
引用元-スルガ銀行
スルガ銀行のライフプラン・シミュレーションは、少ない入力項目と「倹約」・「標準」・「ゆとり」からライフスタイルを選択できる簡易シミュレーションと詳細シミュレーションの二種類があります。
簡易シミュレーションは、世帯収入や子供の数などを入力すると、車の購入タイミング、旅行費用を自動算出してくれます。
詳細シミュレーションは、様々な詳細設定が可能になっています。
⇒https://bk.elpn.jp/surugabank/lifesimu/
日本FP協会:ライフプラン診断
引用元-NPO法人日本FP協会
日本FP協会が提供するライフプラン診断は、9つの質問で診断したい内容を選択すスタイルになっています。
10,000ケース以上のライフスタイルから将来の家計を診断できます。
またFPからのアドバイスコメントもチェックすることができます。
⇒https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/
ゆうちょ銀行:ライフプラン・シミュレーション
引用元-ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行のライフプランシミュレーションは、現在の暮らしやライフスタイル、今後の人生設計を入力するだけで、現在から将来までの大まかな家計状況の予想グラフを簡単に確認することができます。
また、ファイナンシャルプランナーからのワンポイントアドバイスやおすすめ商品などが表示されます。
⇒http://www.yucho-moneyguide.jp/lifeplan/
東海東京証券:ライフプラン・シミュレーション
引用元-東海東京証券
東海東京証券のライフプランシミュレーションは、かんたんシミュレーションと詳細シミュレーションの二種類になっています。
かんたんシミュレーションは自分にもっとも近い家族構成を選択し、シミュレーションを行なうスタイルで、詳細シミュレーションの方は、自分のライフスタイルに合わせた詳細な設定ができるようになっています。
⇒http://pub-plan.tokaitokyo.co.jp/tts_lifeplan_light/lifeplan/ELP010.do
松井証券株式会社:ライフプラン・シミュレーションツール
引用元ー松井証券
松井証券のライフプラン・シミュレーションは、自分のタイムライン⇒ライフイベントごとにコースを選択⇒一生涯の総支出と総収入が一目でわかる、という手順で進みます。
簡潔でわかりやすいソフトだと思います。イベントも追加できるようになっているのでライフステージの変化に対応できますし、その他にも使い勝手のいい機能が使用可能です。
⇒https://www.matsui.co.jp/event/simulator/
金融庁:ライフプラン・シミュレーション
引用元-金融庁
金融庁のライフプランシミュレーションは、日本FP協会の了解を得て「ライフプラン診断」を参考に作成したものとなっています。
⇒http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/lifeplan_sim/index.html
以上7種類のライフプランシミュレーションをご紹介しました。
これら以外にも大変多くのシミュレーションソフトがあるようなので、迷われるかもしれませんが、ご自身のライフスタイルと将来設計にそったカタチでご活用いただけたら幸いです。
それではまた。