
どこで買えばいいの?タイミングがわからない!
「投資を始めたいけれど、どこで買えばいいのかタイミングがわからない」
そんな方にぜひ知ってほしいのが、「押し目買い」という投資手法です。
価格が上がる流れ(トレンド)の中で、一時的に価格が下がったところを狙って買う——
それが押し目買いの基本です。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 押し目買いの考え方
- 実際のチャート例
- 見極めに役立つテクニカル指標
などを紹介します。
押し目買いの基本:上昇の途中を狙う
まずは、以下の図をご覧ください👇
価格はまっすぐ上がり続けるわけではなく、「上昇→少し下がる→再び上昇」を繰り返します。
この「少し下がる」タイミングを「押し目」と呼び、そこで買いを入れることで、
再上昇の波に乗って利益を得るというのが、押し目買いの基本戦略です。
実際のチャートで見る「押し目買い」
以下は、2023年ごろの日経平均株価のチャート例です。
2023年初:日経平均27,000円 → 2023年夏:33,000円へ上昇
↓
途中、5月に一時的に31,000円→29,800円まで下がる
↓
その後、再び33,000円台まで上昇
この「29,800円」が“押し目”にあたるポイントです。
「上昇トレンド」が継続している中で一時的に下がっただけで、
相場全体の流れはまだ強気でした。
テクニカル指標で押し目を見極めるには?
「どこが押し目か?」を感覚だけで判断するのは難しいので、
テクニカル指標を使って判断するのがおすすめです。
① 移動平均線(Moving Average)
- 「25日移動平均線」が一般的
- 株価がこの線より上にあれば上昇トレンドと判断
- 一時的に線に近づいたときが押し目の候補
② サポートライン
- 過去に何度も反発している価格帯
- そこを割らずに再上昇したら「買い」のサイン
③ RSI(Relative Strength Index)
- 30以下で「売られすぎ」=反発しやすい
- 上昇トレンド中でRSIが30〜40程度で下げ止まったら、押し目の可能性
押し目買いのメリットと注意点
✔ メリット
- 高値づかみのリスクを減らせる
- 上昇トレンドに乗ることで失敗しにくい
- 安定感のある投資スタイル
❗ 注意点
- トレンドの終わりを押し目と勘違いしやすい
- 「押し目」にこだわりすぎると機会損失に
- 冷静なルールと判断が大切
まとめ:焦らず「待つ力」がカギ
押し目買いは、シンプルながら非常に実践的な戦略です。
ポイントは、「焦らずに待つ力」。
上昇トレンドの中で下がった場面を冷静に捉えることで、
無理のない投資を続けることができます。
💡 投資のヒント:
押し目買いに慣れてきたら、「週足チャート」で大きな流れを見るクセをつけてみましょう。
長期トレンドの押し目は、より強い投資チャンスになることがあります。
「自分に合った投資スタイルを見つけたい」「もっと実践的なチャートの見方を知りたい」
という方は、個別相談をご活用ください。